『人を動かす』は自己啓発書として世界中で読まれてきた本です。
「成功したい!」
「人生を豊かにしたい!」
といった意識の高い方にはおなじみの本ですよね。
しかし、いざ手にとってみるとページ数も多いし、
「なんだか、むずかしそう…。」
と、読むのに少し抵抗があるのも事実。
そこで、この記事では「人を動かす」の要点を1つにしぼりました。
結論は、「相手に重要感を持たせる」。
具体的には、「とにかくほめる」。
5分ほどですべて読めますので、ぜひ最後まで読んでください。
「人を動かす」とは
D・カーネギーが書いた「人を動かす」は自己啓発本として世界中で1500万部以上売れた名著。
しかも、初版が発行されてから80年以上たった今でも読み続けられています。
日本国内でも400万部以上売り上げ、企業の研修に採用されることも多いとか。
ちまたに出回る自己啓発本のほとんどが、この「人を動かす」に影響を受けていると言っても過言ではありません。
世界中で読み継がれている「人を動かす」ですが、旧ソビエト連邦のゴルバチョフ書記長も当時のアメリカ大統領・レーガンからこの本を勧められて読んだというエピソードも。
ひょっとしたらこの本はソビエト連邦の崩壊にも一役買っていたのかも知れませんね。
「人を動かす」の原則
「人を動かす」は4つの原則と、付録の原則で構成されています。
- 人を動かす3原則
- 人に好かれる6原則
- 人を説得する12原則
- 人を変える9原則
- 付録:幸福な家庭をつくる7原則
どれも魅力的な原則ですよね。
それができれば成功した人生を送れそうです。
しかし、原則だけで30個、付録を入れれば37個。
おぼえるだけで精一杯。
おぼえたとしても、とっさに思い出せないです。
そこで、最重要なポイントを1つだけにしぼってみました。
それが、「相手に重要感を持たせる」です。
相手に重要感を持たせるには、とにかくほめる
「人を動かす」の目次をよく見ると、「ほめる」が4回出てきます。
ほめるとどうなるのか?
あなたは、自分がほめられるとどう感じますか?
うれしくないですか?
基本的に、人はほめられたい生き物。
承認欲求のかたまりです。
ほめられるということは、自分の存在がみとめられるということ。
もともと集団で生活をしてきた人類にとって、存在がみとめられなければ死活問題でした。
だから必死で集団での役割をこなし、存在をアピールしていたはず。
集団で役に立つ=ほめられる
ほめられるということは、集団内で生きていけることを意味していました。
ほめられるとうれしくなるのは、もともとそなわった本能なのです。
なので、少々強引でもほめることで、相手は本能を刺激されてうれしくなります。
こちらに好感をもってもらえれば、その後の交渉はしやすくなりますよね。
「人を動かす」ためのその他の方法
人を動かすための、ほめる以外の具体的な方法をみていきましょう。
相手に重要感を持たせるためにはどうするか?
そのほかの具体例として、
- 名前をおぼえる
- しゃべらせる
- 激励する
などがあります。
名前で呼ばれると、うれしくないです?
しゃべると気持よくなりますよね?
激励されると、期待されていると感じますよね?
つまり、相手の承認欲求を満たしてあげるのです。
本著には具体例をもとにいろいろな人を動かす方法が記されています。
「ほめる」をマスターしたら、他の方法も少しずつ取り入れてバリエーションを増やすのもいいですね。
まとめ
自己啓発本の名著「人を動かす」は、80年以上ものあいだ世界中で読み継がれています。
ページ数も多く読みにくそうですが、その内容は実はシンプル。
それは「相手に重要感を持たせる」こと。
相手に重要感を持たせることで、承認欲求が満たされる。
その具体的で効果的な方法の一つが、「ほめる」です。
承認欲求を満たすことで人を動かすことができる。
人間の本質を的確にとらえた本書は、今後も確実に読み継がれていきます。
やはり名著は読んでおいて損はないですね。
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