メガネを使っていると、度数が変わって見えにくくなってくることってありますよね。
また、ていねいに使っていてもどうしてもレンズにキズが入ることも・・・。
「このフレーム気に入っているから、レンズだけ交換ってできないのかなぁ?」
「フレームも買うと、高くつくなぁ・・・。」
結論から言うと、ほとんどの場合レンズだけ交換することができます。
ただし、例外や注意点があります。
この記事では、メガネのレンズだけ交換するときに気をつけるポイントを解説します。
メガネのレンズだけ交換はできる
結論から言うと、ほとんどの場合レンズだけ交換することは可能。
メガネのレンズは基本的に付け外しができるようになっています。
気に入っているフレームだったり、レアもののフレームなどはそのまま使いたいですよね。
見た目の印象を変えたくない場合もあるでしょう。
また、フレームも一緒に購入するとどうしてもおカネが高くつきます。。
そんなときは遠慮なく今使っているフレームにレンズだけ交換すればいいですよ。
レンズだけ交換できるメガネフレームは?
ほとんどのメガネフレームがレンズのみの交換に対応しています。
メガネフレームはさまざまな度数の方が使用することを前提に作られています。
素材や形状によって強度や耐久性の違いはありますが、基本的には長期間の使用が可能。
さらに、メガネは肌に触れる部分もあるものなので、耐食性(錆びにくさやメッキの剥げにくさなど)も考えられてつくられています。
これも素材( 金属フレームやプラスチック系フレームなど) によって違いはありますが、数年の使用には耐えられるようになっている場合がほとんどです。
また、もともとサングラスとして販売されていたフレームでも度付き対応しているものはレンズ交換が可能。
ただ、サングラスの場合、特殊な形状(カーブがキツい、玉形が超大きいなど)だと物理的にレンズ交換ができないこともあります。
くわしくはお店で相談するといいでしょう。
レンズだけ交換できない・おすすめできないフレームは?
これはレンズ交換するのはやめたほうがいい・おすすめできないというメガネフレームはどういったものでしょうか?
具体的に見ていきましょう。
古くなったメガネフレーム
メガネは肌に触れて使うものなので、思っている以上に傷みます。
フレームが傷むとレンズがはずれやすくなったり、折れたり曲がりやすくなったりと、メガネとして使いづらくなっていきます。
また、見た目はなんともないようでも、こまかい部分が傷んでいる(金属疲労や小さな亀裂など)場合もあり、古くなったフレームは注意が必要です。
特殊加工でレンズを入れているフレーム
特殊な加工でレンズをはめているフレームは、カンタンにレンズの付け外しができません。
また、専用工具や専用部品が必要なことも多く、対応できるお店も限られてきます。
カーブが強いフレームや特殊な形状のフレームの場合は、まずお店に問い合わせてみましょう。
安物のフレーム
ハッキリ言ってしまえば、安物のフレーム(100均や既製老眼鏡など)は見た目こそメガネですが、素材も作り方も粗くて強度がありません。
そのため、レンズの入れ替えに耐えられない場合がほとんどなので、レンズ交換はおすすめできません。
また、低価格ショップ(1万円以下のメガネ)などのフレームは、100均のものよりはマシですが、それでも強度がないためやはりレンズ交換はやめておいた方がよいでしょう。
そのくらいの金額なら新しいメガネを一式購入する方がいいですよね。
メガネのレンズだけ交換するときの注意点
レンズの交換を注文するときに、どういった点を注意すればよいのでしょうか?
ここでは、お店でレンズの交換を依頼するときの注意点をみていきましょう。
フレームにキズが入ることがある
プラスチック系フレームからレンズをはずすとき、フレームを少し温めてレンズをはずします。
このとき、古くなったフレームは素材がやや劣化していると、レンズの付け外しの時にフレームにキズが入ることがあります。
もちろん、お店側はプロなので細心の注意をはらって加工するのですが、物理的にどうしてもキズになることがあります。
また、金属系フレームでも劣化している部分はかならずあります。
フレームの変形を直す工程で、なにかしらのわずかなキズが入ることもよくあります。
新品のフレームではないので、多少のキズが入ることもあるということは承知しておきましょう。
純正の部品ではなくなる場合がある
使っていたメガネなので当然劣化している部品もあります。
ネジ類や鼻当て、耳の掛けるところ(先セル)などはどうしても傷んできます。
有料で純正部品が入手できるならいいのですが、廃版になっているなど、どうしても手配できない場合もあります。
あまり気にならないなら汎用タイプの部品(多くは無料)で代用してもいいでしょう。
とにかく、完璧に新品同様になるわけではないということを理解しましょう。
フレームの耐用年数はあまり長くない
そもそも使っていたメガネなので、なにかしらの劣化はあります。
こまかい部分の強度が落ちていたり、メッキの剥離や色落ちなど・・・。
見た目が新品同様でも、実際使っていたのならどこかに傷みはあるものです。
レンズを新しくして新品のような見た目になったとしても、フレームの耐用年数は短くなっていることを忘れないようにしましょう。
まとめ
気に入っているフレームやまだまだ使えそうなフレームは、レンズだけ交換してもっと長く愛用してください。
掛けなれたフレームは顔や肌になじんでいてフィットしやすく、レンズが替わっても違和感を感じにくいものです。
ただし、あまりにも古くなったメガネやそもそもレンズが外せないタイプなどはレンズのみの交換ができません。
また、お店側もフレームも販売したいのでなかなかレンズのみの交換には応じてくれない場合もあります。
いろいろなお店に聞いてみて、お気に入りのフレームはできるだけ長く愛用してください。